「近い距離感」と「ストーリーの演出」が秘訣!?インスタグラムの成功事例

数あるSNSの中でも、リツイートやシェア機能がないため、
TwitterやFacebookのように短時間で拡散はしないけれど、
そのぶん、オリジナルコンテンツであることが担保され、
時間をかけてファンとの関係を深めていけるといわれているInstagram(インスタグラム)。

そんなインスタグラムについて、
フォロワーが多かったり、
共感を多く集めている(フォロワー数に対して投稿へのいいね数が多い)
企業・個人アカウントについて、リサーチをしてみました。

*数値は2015年8月時点のもの。キャプチャー画像は2016年1月22日時点のもの。
*平均値は2015年8月のある1週間で集計し、小数点以下第2位を四捨五入。

スターバックス公式

160122-0002

https://instagram.com/starbucks_j/
業種:飲食
主な投稿内容:商品、モデル
投稿1件あたりの平均いいね数:1,397
フォロワー:9,457
平均いいね数/フォロワー:14.5
1日あたり平均投稿数 :1

雑誌のようなクオリティの商品写真とモデル写真の中に、スタバのドリンクが登場。
スタバを利用するって素敵なこと、と思わせる世界観があります。

土屋鞄製造所

160122-0003

https://instagram.com/tsuchiya_kaban
業種:アパレル
主な投稿内容:商品、メイキング、利用シーン、季節感のある風景写真、料理
投稿1件あたりの平均いいね数:1,060
フォロワー:15,041
平均いいね数/フォロワー:7
1日あたり平均投稿数 :0.5

利用シーン、工房のメイキングなど、商品にまつわるストーリーが感じられます。
時折入るスタッフさんの何気ないコメントも共感を生んでいる印象。
コメントが多いのは、商品化を望まれる試作品の写真です。

木工yamagen

160122-0005

https://instagram.com/mokkouyamagen
業種:家具製作
主な投稿内容:制作舞台裏
投稿1件あたりの平均いいね数:795
フォロワー:20,097
平均いいね数/フォロワー:4.0
1日あたり平均投稿数 :0.5

制作舞台裏から、強いこだわりが伝わり、
それにより商品に対する信頼感が増す印象です。

granvacas

160122-0006

https://instagram.com/granvacas/
業種:雑貨
主な投稿内容:スタッフのおうちごはん
投稿1件あたりの平均いいね数:986
フォロワー:9,429
平均いいね数/フォロワー:10.5
1日あたり平均投稿数 :1

商品自体の写真は、ほぼなし。
「店主の食卓」と銘打ったテーマで、クオリティの高いおうちごはんの写真を投稿。
そこから、キッチンツール、食器のニーズを間接的にゆっくりと喚起する印象です。

AMERICAN APPAREL

160122-0007

https://instagram.com/ameapajp
業種:アパレル
主な投稿内容:商品、スタッフコーデ、アイス
投稿1件あたりの平均いいね数:3,347
フォロワー:179,838
平均いいね数/フォロワー:1.9
1日あたり平均投稿数 :4.6

いいねが多いのは、有名人が商品を着用したショット。
印象的なのは夏場、商品に直接関係のないアイスの写真が投稿されており、
それが世界観の演出に一役かっていた点です。

ViVi

160122-0008

https://instagram.com/vivi_mag_official/
業種:メディア
主な投稿内容:有名人、撮影オフショット
投稿1件あたりの平均いいね数:6,306
フォロワー:102,652
平均いいね数/フォロワー:6.1
1日あたり平均投稿数 :0.6

モデルや有名人が被写体の投稿が中心ですが、
撮影オフショットなど、ここでしか見れない舞台裏コンテンツはやはり人気です。

TAKA(ONE OK ROCK)

160122-0009

https://instagram.com/10969taka/
業種:音楽
主な投稿内容:ライブのオフショット、舞台裏、動画(ライブ、オフショット)
投稿1件あたりの平均いいね数:5,300
フォロワー:407,691
平均いいね数/フォロワー:13.5
1日あたり平均投稿数 :5.6

舞台裏が見えることで距離感が縮まる印象。
本人が写っているのがポイントで、電車に乗っている写真など、
距離感近めの投稿に対するいいねが特に多い印象です。

サカナクション

160122-0010

https://instagram.com/sakanaction_jp/
業種:音楽
主な投稿内容:制作舞台裏、ライブ
投稿1件あたりの平均いいね数:2,776
フォロワー:28,897
平均いいね数/フォロワー:9.6
1日あたり平均投稿数 :0.1

主に制作の舞台裏を見せていて、
制作中の作品に対する期待感が増すような見せ方に。
いいねが特に多いのはメンバーオフショットで、
ここでも距離感が近い投稿についての反応が良い印象です。

むらたさき

160122-0011

https://instagram.com/muratasaki/
業種:イラストレーター
主な投稿内容:家族、オフショット、たまに作品
投稿1件あたりの平均いいね数:418
フォロワー:7,357
平均いいね数/フォロワー:5.7
1日あたり平均投稿数 :2.3

イラストレーターさんですが、
作品そのものより家族の写真などが多いのが印象的。
息子さんの写真が特にいいねを集めています。
人となりが伝わる投稿です。

キーワード1「距離感近め」

インスタグラムで共感を多く生んでいるのは、
公式情報よりもカジュアルな投稿が多く、
舞台裏であったり、特に人となりが伝わる内容なども効果的なようです。

距離感が近い、というのはひとつのポイントとなりそうです。

舞台裏を見せる例としては、商品の発売前の段階から、
メイキングの過程を見せてしまうというのもインスタに合った活用といえるかもしれません。

キーワード2「ストーリー」

商品だけをカタログ的に美しく見せるのではなく、
それが使われているシーンを、文字通り背景と一緒に、
ストーリーが感じられるような仕立てで見られる投稿が人気です。

これいいでしょ、ではなく、この雰囲気いいな、
と見る側が自然に感情移入できるよう、
押しつけがましくないのがポイントかもしれません。

また、ポイントと思われるのが、写真のトーン&マナーを揃えるということ。
それにより、1枚の投稿を見てやってきた新規ユーザーが、
過去の投稿一覧を見て、このアカウントをフォローしようという動機になるように思います。

最後に

インスタグラムは、時間を掛けてファンやお客さまとの関係性を高めていく
ブランディングには、非常に有効なメディアであると思います。

誰に対して、どんなストーリーを伝えていき、どんな印象を持って欲しいのか。
編集方針について検討したうえで、始めてみると良さそうです。

なお、リツイートやシェア機能が無いので、
集客には、テーマと関係のあるハッシュタグを付けることを、お忘れなく。


弊社ではインスタグラム投稿と連動したWebサイトの構築も行っています。
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