Shopifyでふりがなが使えない問題の対策
こんにちは、代表の高崎です。
Shopifyは優れたプラットフォームですが、海外製のプラットフォームということもあってデフォルトでは注文者や配送先のお名前のふりがなを取得することができません。
これは注文後、電話や店頭でサポートを受け付ける可能性のあるお店にとってちょっと不便なので、対策を調べてみました。
目次
1. Shopify PLUSを導入する
Shopifyはエンタープライズ向けにShopify PLUSというプランがあり、そのプランではチェックアウト画面と呼ばれるお客さんが配送情報を入力する画面を自由にカスタマイズできるので、ふりがな入力欄を用意することが可能です。
メリット
- お客さんにとって一番自然な形で実装できる。
デメリット
- Shopify PLUSの値段は、非開示ではあるものの20万円/月以上すると言われておりコストはかかる。
2. 会員登録を必須にする
Shopify PLUS以外でのプランでもチェックアウト以外の画面は自由にカスタマイズできるので、ゲスト購入を禁止して購入には必ず会員登録登録が必要とし、アプリを使い会員登録画面でふりがなという項目を作ることが可能です。
メリット
- コストはそこまでかからない。
デメリット
- 会員登録を手間に感じるお客様がいる。
- 注文者と配送先が違う場合、配送先のふりがなは取得できない。
3. 備考欄に書いてもらう
カート画面に、注文に関するコメント残せる欄があるので、ここにふりがなを書いてもらうように促すことも可能です。
メリット
- 会員登録の必要がなく、コストもかからない。
デメリット
- なぜここでふりがなを書くんだろう?とお客さんが感じる可能性がある。
4. Shopifyに機能実装されるまで待つ
Shopify側でチェックアウト画面に任意の項目を追加できる機能を準備中とのことです。こちらの機能が実装されれば上記のような方法をとらなくてもふりがなを実装することができます。
2019年11月5日追記:姓にフルネームを書いてもらい、名にふりがなを記載する
公開後、下記の技を教えてもらいました!
@nplusone
初期構築時限定ですが
1.購入時に「姓」のみ必須
2.姓を「氏名」(必須)に変更
3.名を「フリガナ」(任意)に変更ただ、帳票出力時に氏名とフリガナが続いてしまうので、独自の帳票アプリを作って氏名のみ出力されるようにしなければいけないのが難点です。 https://t.co/SX7AccOUzQ
— Osamu Iwasaki (@_osamu_iwasaki_) November 5, 2019
以上、Shopifyにふりがなを追加する問題の調査結果でした。
全体的に優れたプラットフォームなのですが、日本固有の事情のところでたまにつまずいたりすることがありますね。
はやく4の機能が待たれるところです!