「ノンデザイナーがデザイナーになるまでと、これから」――第1回ノンスタフォークス(ゲスト:吉原潤さん)開催レポート

こんにちは。CSR広報の大浦です。

私たちの会社は、「飲み会と勉強会の中間」の場所として、肩肘張らずに一つのテーマについて考えるイベント「nonsta folks(ノンスタフォークス)」を開催しています。今回は昨年11月に開かれた第1回のイベントの様子をご紹介します。気になっていたけれど申し込めなかった…という方は、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!

記念すべき初回ゲストは業界トップランナー!

第1回のテーマは「ノンデザイナーがデザイナーになるまでと、これから」。元庭師というユニークなキャリアを持ち、様々な大手企業のWebサイトのアートディレクターを務めた吉原潤さんをゲストにお招きしました。

吉原さんはウェブ業界のトップランナーとも呼べる人物。同じ業界を生きる私たちにとっても、これまでどんな道を歩んできたかをお聞きしたいと思っていた方です。

輝かしい経歴を持ちながらも気さくなお人柄の吉原さんは、いつも場の空気をあたためてくれるので、私たちもドキドキの記念すべき第1回はその背中を少しお借りしながら、新しい場づくりをスタートさせました。

ゲスト

YRD(ヤード)/アートディレクター 
代表取締役 吉原潤

専門領域はデジタル領域のコミュニケーションプランニング、情報設計、アートディレクション、デザイン。
2001 年から 2007 年に当時の先鋭的ウェブ制作会社であったビジネス・アーキテクツ、2007 年から 2008 年にtha ltd、2009年から2015年まで クリエイティブユニット 602 inc に在籍し、2016年より現職。これまでスバル、ヤマハ、富士フイルム、ソフトバンク、三井不動産レジデンシャル、マイクロソフト、ロフト、小田急電鉄、ソニー、新潮社、 USENなどのコーポレートサイト及びブランディングコンテンツをアートディレクターとして数多く担当。またヤフークリエイティブアワードや Acc04 アワードといったインターネット広告賞の審査員もつとめた。

アートディレクターとしての主要な受賞歴:
東京インタラクティブ・アド・アワード金賞をはじめ、OneShow Interactive、The Clio Awards、Webby Awards、Asia Pacific AD Awards、文化庁メディア芸術祭、Good Design 賞など多数。

「デザイナーになるまでと、これから」を人生グラフで語る

会の前半は、吉原さんと当社アートディレクター・佐藤によるトークセッションを開きました。デザイナーとしてキャリアを積んできた二人に、“人生グラフ”を書いてもらい、これまでどんな道を歩んできたのか、上り坂も下り坂もまるごと語っていただきました。

「波乱万丈なグラフかな」とご自身で苦笑いするほど、挑戦と挫折と再出発を繰り返してきた吉原さんのお話は、1時間では語りきれないほど。一番苦しかった時代の話や、どんな悩みを抱えながら、どう乗り越えてきたかのお話は、参加者から思わずため息も出るくらい驚くストーリーでした。

テーマは「多様性」。
フードコーディネーターさんによる華やかごはん

第二部は、フードコーディネーターの佐藤玲子さんのお料理を味わいながら、お酒も交えて歓談タイム。毎回テーマに沿って作っていただく特別メニューです。

今回は、ノンスタフォークスのコンセプトでもある「多様性」をテーマにしたお料理。一枚の大きなトレーに十数種類の料理+ドレッシング4種類+サラダが用意され、一人ひとりが好きなものを好きな味付けにしながらテーブルを囲むスタイルはまさに多様性。思い思いに取り分けたお皿は、見た目の華やかさに加え、同じものを食べているはずなのに違うものを食べているような面白さがありました。

参加者のみなさんは、第一部の話を掘り下げたり、キャリアや仕事の進め方について相談されたり。共にごはんを食べながら話をすると、登壇者、聴講者、主催者といった立場や距離感は消えて、ぐるりと一つの円になるような。途中からは、それぞれの趣味の話にも盛り上がり、キャリアの話+αが交換できていたようです。

また来たいと思ってもらえるように

ノンスタフォークスは、実務的なノウハウを学ぶ場というよりも、あえて少人数・対話型の場にすることで、訪れた人に他では味わえない特別な時間を過ごしてほしいと思っています。

学びとつながりとおいしいごはんを。大人数は苦手だけど対話の場所を求めている人にとって、毎回異なる体験と毎回変わらぬ安心を得られる時間をお届けしたいと思っています。またここに来たいと思ってもらえる第三の場所になれるよう、スタッフ一同心からみなさまをお待ちしています!

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