リモートワークで孤独にならないために、私たちがしていること

東京、大阪、福岡。私たちの会社のメンバーは現在この3都市にそれぞれ住んでいて、全員が集まるのは1年に1回程度。通勤というストレスを抱えることなく、好きな場所で働けるという自由をもちながらも、リモートワークを継続して実現していくために、私たちは小さな工夫をしています。今日はそんな社内の様子をご紹介したいと思います。

「会社のメンバーと会わなくても仕事ができるの?」
「一日中家にいると息が詰まらない?」

リモートワークというスタイルで働いている私たちは、時々そんな質問をされます。答えはどちらも「イエス!」です。働く場所に距離があろうとなかろうと、仕事にはほぼ影響はありません。しかしオフィスで毎日顔を合わせることがない私たちは、「余談」のような息抜きが正直ありません。もちろん効率の良さはありますが、「今週家族以外の人としゃべってないかも」なんてことは多々ありました。そこで柏田がメンバーに加わったことを機に、春頃からスタートしたのが、こんな取り組みです。

1. 朝礼

私たちの会社のコアタイムは9時半〜16時半。コアタイムのスタート時間にはSkypeを立ち上げ、朝礼をはじめます。話す内容は「昨日の仕事の進捗状況」「今日の仕事の完了予定タスク」です。朝礼の目的は、自分がアサインされている仕事に対しての見積の精度を上げること。つまり、一つの仕事をこなすのにどれぐらいのリソースが必要なのか、自分はどれぐらいの仕事量をこなすことができて、いつまでに終わらすことができるかを各自でしっかり把握するよう意識づけています。

代表の高崎に朝礼を始めた理由を聞いてみたところ、「1年の目標は遠すぎて具体的に考えられないけど、1日の目標はわりと具体的にイメージできるので、どんな大きな仕事も最終的には1日の目標が一番大事なのではないか」という答えが返ってきました。目標を定めることで、1日を無駄に過ごさないことにも繋がっているように思います。

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2. 週1の定例ミーティング

週に1度、朝礼は定例ミーティングとなります。共有するのは「先週の反省」「先週自分の仕事で良かったこと」「先週自分のプライベートで良かったこと」「先週他人の仕事で良かったこと」です。ここでは、例え同じオフィスで一緒に働いていても言語化しにくい「相手を褒めること」を率先してやっています。毎日顔を合わせないからこそ、お互いの仕事を認め合い、他人から「承認される」という経験を小さく積んでいくことに意味があると、私たちは考えています。

またプライベートの話では「息子が保育園で友達の名前を覚えてきて嬉しかったです」といった話しから「最近、マンションの外壁工事がうるさくて集中しにくいんです」といった悩みも把握できたりと、それぞれの暮らし周りを垣間見ることもでき、より深くお互いを理解することに繋がっています。

3. テーマのある定例ミーティング

定例ミーティングは月に1度、テーマを設定してそれぞれの意見を交換します。これまでのテーマは「感動した作品」「こんな会社があったらいいな」「初めて買ったCD」「私の音楽変遷」等。この内容は、別の機会にぜひ紹介したいと思っています。

メールのやり取りだけでは伝わらない
お互いの感覚や感性に触れる

この3つを実践するようになってからの変化を高崎に聞いてみたところ、「インフォーマルな情報の共有ができ、お互いの感覚感性の部分がだいぶわかるようになった」とのこと。メールのやり取りだけでは伝わらないもの、共有できないもの、それらを補うためのコミュニケーションとして役に立っているようです。

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そして、時には朝礼という場を借りて高崎がジャニーズ論を熱く語り、佐藤と柏田が無理に合わせていることもあったりと(みんな気づけばNewSについて詳しくなっています!笑)、ノンスタンダードワールドらしい雰囲気というものが育まれている場でもあるのかなと思います。

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みなさまの会社や組織ではどのような取り組みをされていますか?リモートワークという体制で、より良い職場環境をつくっていくために、他の会社での取り組みなども参考にしながら、これからも模索していきたいと思っています。

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