2012.10.17
2016.02.01
フォトグラファー佐藤の旅行記「スペイン」vol.3:アンダルシアの白い村 フリヒリアナ
マドリードから、飛行機で南スペインの都市マラガへ。
そしてマラガから、地中海沿いの道をバスで東へ向かい、"地中海のバルコニー"と呼ばれている小さな町、ネルハに到着します。
最初、地中海のバルコニーなんて大げさなと思っていたのですが、おだやかで綺麗な海を臨む高台になった場所にあるリゾートといった趣で、雰囲気ものんびりしていて、予想以上にいい町でした。
ネルハでは、道を渡ろうとしていると、どの車も必ず止まって歩行者が渡るのを待っています。そんなふうに、ゆったりした時間の流れがある場所。
ところでネルハに来たのは、山間にある白い村、フリヒリアナに行くため。
ネルハからフリヒリアナは、車で15分ほどです。
村に行く途中、集合ポストが。
みんなちょっとずつ違って色とりどりなポストが、白い壁に映えます。
そこからさらに数分走ると、フリヒリアナへ到着。
南スペインの強い日射しが白い漆喰の壁に何度も反射して、至るところに柔らかく回り込む中、人影も少なく、時計の針のスピードを遅くしたような、静かでゆっくりした時間が流れています。
南スペインの太陽は、バルセロナやマドリード以上の明るさでした。
次回、最終回は、ふたたびバルセロナに戻ります。
All Photos Copyright ©Shota Sato. All Rights Reserved.