人生の目的は幸せになることであり、人は、人を幸せにすることでしか幸せになれない -新スタッフ入社の祝辞にかえて

以前行った新スタッフ歓迎会でのスピーチを備忘録にかえて、ここに記します。


入社おめでとうございます。
あまり演説をする方の社長じゃないのですが、今日はお話させてください。
僕は会社を経営して10年以上になるんですが、僕自身毎日チームのマネジメントについて迷うことがありながら経営しています。
その中でアドラー心理学、NLP心理学、選択理論、心理的安全、中国の思想家の荘子、、人間に関するいろんな本を読んできました。

その中で、どんな心理学の本も、どんな哲学者の本も、最終的な結論としてはこういうことが書いてあるんだなというのがあります。

それは、
「人生の目的は幸せになることであり、人は、人を幸せにすることでしか幸せになれない」
ということです。

そして幸せの語源は「仕合せ」
仕事の「仕」に合コンの「合」で「仕合せ」

つまり、お互いの仕事を合わせるって書いて「幸せ」なんですね。
チームで働くことの意味は、お互いの仕事を合わせて幸せになることなのかもしれません。

これから一緒にやってく上で、いいこともわるいことも、価値観が合うことも合わないこともあると思うんですが、それらを含めて、あなたが自分の仕事を他人の仕事と合わせようとしたから、あなたが誰かと関わろうとする勇気を持ったから起こること。

ノーベル文学賞をとったアメリカの作家で村上春樹にも多大な影響を与えたウィリアム・フォークナーは小説でこう書いています。

「悲しみと無の間にあって、僕は悲しみを選ぶ」

悲しいことがあっても生きてる実感がある人生か、何の痛みのないかわりに誰かと交わることのない人生だったら悲しみのある人生を選ぶよ、と。

なかなか含蓄のある言葉ですよね。

当社のメンバーもう生まれながらにもともとコミュニケーションが大の得意です!っていう人はいなくて、人とコミュニケーションを取るのは苦手だけど、でも人と関わることをあきらめなかったという人が多いと思います。

長くなりましたが、何が言いたいかというと、これから「思いっきり泣いたり笑ったりしながらチームで幸せになろうぜ」ってことです。
あらためて入社おめでとうございます、これからよろしくお願いします。


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写真・文:高崎健司

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