強くなければ生きられない、優しくなければ生きる資格がない、そして想像力がなければ生きる喜びがない 〜起業のご挨拶にかえて

先日行われました弊社設立パーティーでの、代表高崎のスピーチをお届けします。


あらためまして、こんばんは。
non-standard world株式会社、代表取締役の高崎でございます。

本日はお忙しい中、急なご案内にも関わらずご足労いただき、ありがとうございます。

僕は、ここにいる佐藤昭太くんという、僕が知るかぎり全宇宙で一番優秀なデザイナーと一緒に会社という船を作って旅にでます。

思い返すと、フリーランスとして独立して2年間、ソフトバンクという世間的に見れば安定した会社の看板を捨てて、「高崎健司」という名前で一人で社会に立ったときに何が出来るのか、ずっと戦ってきたような気がします。

その道程は、決して順風満帆なものではありませんでした。
対人関係に対する失敗もたくさんしましたし、お金に関する失敗もして、他人に迷惑をかけたこともありました。
自分の腕一本で妻と子供を食べさせていかなきゃいけないプレッシャーだったり、ステークホルダーからの色んな期待やリクエストを受け止めきれずに、あれだけ好きだった「何かを作る」ということが、とても怖く感じたりしたこともありました。

でもなぜその期間を耐え続けられたのか。

振り返ると、たった一つ、自分の心の中に刻んだ言葉があったように思います。

「強くなければ生きられない、優しくなければ生きる資格がない」

ハードボイルド作家のレイモンド・チャンドラーの「プレイバック」という小説の中で探偵が言うセリフなのですが、ビジネスにもまったく同じ事がいえると思います。

人からみて欲しいと思えるようなものを提供できる能力がなければ、それぐらいの強さがなければ生きていくことができない。
かといってお金儲けだけを目的に、人から搾取するようなことを繰り返していれば、それは生きていく資格がなくて、いつか淘汰される。

そういう気持ちで、今までなんとかこの2年間を生き抜くことができました。
ひとえに皆様のご支援あってのことだと思います。ありがとうございます。

そして、なぜまた会社を作って、何かを作ろうとし続けるのか?
今度はその言葉に一つ、自分たちオリジナルのフレーズを加えてみたいからです。

「強くなければ生きられない、優しくなければ生きる資格がない、そして想像力がなければ生きる喜びがない」

non-standard worldという社名、よく常識にとらわれない発想をする会社という意味にとらえられるのですが、実はもう少しだけ深い意味があります。
仏教で、人の心はstandard worldとnon-standard worldの2つに分けられると考えられています。
standard worldは集団で社会生活を送っていく上で、必要な心の動きを司る部分、相手に合わせたり、人間関係をうまくやるために嘘をついたりする部分、non-standard worldは、そういったものにまったく影響されない、人の心の中にある柔らかな部分、裸の感情、想像力を意味します。

今まで人を感動させてきた古今東西の芸術作品、映画、商品、サービスはそういった人の心の柔らかい部分(non-standard world)に触れてきたものだからこそ、人を感動させてきたんだと思います。

だから僕らのやりたいことを改めて振り返った場合、僕らの持ってるアートとテクノロジーとビジネスのスキルを使って人を感動させるものを作りたい。人のピュアな想像力に訴えかけたい。ということに尽きるんだと思います。
そしてこの会社はそのための船なんだと。

もう30才前なので起業するということが決していいことばかりでなく、むしろ辛いことばかりかもしれないということをわかった上での起業です。
レールは誰かが引いてくれるわけではなく、自分たちで作らない限り存在しない。
それでも、僕達はこの言葉を旨に一歩一歩努力していきたいと思います。

「強くなければ生きられない、優しくなければ生きる資格がない、そして想像力がなければ生きる喜びがない」

みなさま、どうか僕らの挑戦を応援して下さい。どうぞよろしくお願いします。
そして10年後もこの会社が存続していたら、10周年パーティーでまたお会いしましょう。


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